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3.82022
老後に向けた資金作りの質問を受けました
セミナーの参加者から質問を頂きました。ありがとうございます。
iDeco、企業型DC、自社株など老後に向けた資金作りの方法は自分で選択する仕様に変わってきています。理解はしてきていますが、上記以外も含めて簡単にメリット・デメリットを含めた概要などについてお教えください。
それぞれの概要や特徴は以下のリンク先を読んでくださいね。私が全部ここで一から書くより分かりやすいです。自社株は「持株会」でリンクしてあります。これらを読んだと仮定して、下にメリット・デメリットを書いています。
① iDeCo
② 企業型DC
③ 持株会
上記以外でおススメの老後資金対策は、「財形年金」と「つみたてNISA」です。
④ 財形年金
⑤ つみたてNISA
①iDeCoと②企業型DCのメリットはなんといっても3つのタイミングの「節税」です。デメリットはどちらも「60歳まで引き出せないところ」。企業型DCの場合は「選べる商品が限られているところ」もあります。
③持株会のメリットは、「奨励金」です。もし5%の奨励金が出るなら、現金を5%で運用しているようなものなのでおトクです。デメリットは、現金から株に変わるので価格変動リスクがあること。いくら5%運用できていても、それ以上に株価が下がれば損をします。
④財形年金(預金型)のメリットは、貯蓄残高550万円までの利子に税金がかからないこと、年金を引き出す時にも税金がかからないこと。デメリットは元本割れしない分、あまり増えないことでしょう。
⑤つみたてNISAのメリットは、儲けに対して税金がかからないことと最長20年という投資期間の長さ。デメリットは投資上限額(年40万円)や選べる金融商品が限られていることです。
当たり前ですが、どれもメリットもデメリットもありますね。
・・・で、どれをやったらいいのか?私の優先順位は以下です(初心者の場合で考えました)
財形貯蓄 > iDeCo又は企業型DC > つみたてNISA
まずは財形年金で堅実・確実に貯め、3つの節税メリットのあるiDeCoか企業型DCで思いっきりハイリスクな運用をし、余裕があればつみたてNISAでミドルリスクの運用をする、がいいかと思います。
「あれ?持株会がない?」と思った方へ
持株会は「奨励金」という魅力があるので基本的に勧めていますが、あくまで「自分の会社に将来性があると思う」「絶対につぶれないと思う」という方に向いています。
なぜなら、万が一倒産という憂き目にあった場合、持株の価値もゼロとなり、仕事と収入と資産を同時に失うことになって、もっとも悲惨な結果になるからです(例:山一証券)
本当にざっくり書いています。参考にしてくださいね~。